投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 21 日 17:20:22:
日銀は21日午後、10月12,13日開催分の政策委員会・金融政策決定会合議事要旨を発表した。議事要旨によると、日銀の当座預金残高目標を「6兆円を上回る規模」とする金融政策の現状維持を賛成8反対1の賛成多数で決めたことが分かった。そのうち反対したのは中原伸之委員。中原委員は同会合において日銀の当座預金残高を10兆円程度に引き上げることを提案したほか、物価水準の目標を数値化して金融政策を運営する「インフレ目標策」の採用が必要との認識を示した。
議事要旨では「ひとりの委員」と名を伏せているが、中原氏とみられるこの委員は「達成時期を明示した物価目標を持たないと、いずれ政府によって目標を押しつけられるリスクがある」などとインフレ目標策導入の必要性を強調。さらに「日銀法第33条の通常業務の範囲内で外債の購入が可能であると考えている」との見方を示したうえで「(外債の)購入・管理方法等について検討すべき」と発言した。