投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 21 日 11:51:22:
21日の株式市場は、平均株価が値を戻す動きとなっている。昨晩の米株安を受け、主力のハイテク株が売り先行のスタートとなったものの、銀行株が堅調に推移していることから、市場全体に買い安心感が広がったようだ。ただ、週末から来週の頭にかけてメガバンク4行の決算発表を控えているため、積極的な売買は手控えられている。午前の平均株価の終値は、前日比145.74円高の1万721.36円(出来高概算3億6000万株)。
あさひ銀が商いを伴って大幅高となっている。不良債権処理損失に加えて株式評価損の処理に伴い、今期の最終損益が5300億円の赤字に転落すると発表している。要管理先債権の引当率を大幅に上昇させたことから、先行き不透明感が後退する状況となっているようだ。また、好決算となった住友金属、サミー、富士ソフトABCが東証1部の値上がり率上位を占めた。一方、中間決算で連結債務超過に陥ったケンウッドは、東証1部の値下がり率トップとなっている。また、今期予想を下方修正した旭硝子の下げもきつい。