投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 20 日 20:49:35:
塩川正十郎財務相は20日夜、首相官邸で開いた経済財政諮問会議の終了後、「貸出先の破たんがあるから銀行がリスクをよう取らんで、それで貸し渋りをやっとるんじゃないか。そこらのところにメスを入れなければならないと発言した」と述べた。同日は不良債権問題について集中審議することになっていたが、財務相は「みなさん専門家ばかりで、検査のことがどうやとか、金融の何とかとか幻想論ばっかりで学者の話だった。僕は全然違う」と会議の内容を厳しく批判、企業再生に向けた政策の議論が必要と唱えた。
また財務相は「国民の関心は金融機関がなぜこんなに貸し渋るのか、貸してくれないじゃないか、と(いう点だ)。そこが問題だ。(現在は銀行の)金融機能が発揮されていない」と指摘。銀行が貸出先の破たんに手を焼いているために、新たな貸し出しを開拓できず経済の停滞を招いているとの認識を示した。