投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 20 日 18:30:47:
あさひ銀行は20日、2002年3月通期の連結最終損益が従来予想の360億円の黒字から5300億円の赤字になる見通しと発表した。要注意先債権の貸し倒れ引当金を大幅に積み増すなど、不良債権処理を積極的に進めるとともに、株価下落に伴う含み損のほとんどを一括処理することにより不良債権処理損と株式評価損が大幅に膨らむ。梁瀬行雄頭取は「コントロールできないリスクは排除した」と述べ、同行につきまとう経営不安説を払しょくするためにも踏み込んだ対策をとる決意を強調した。
2002年3月期通期の連結ベースでは、経常収益を8000億円と従来予想を維持したものの、最終損益は赤字に転落。単体ベースの経常損益も600億円の黒字から6400億円の大幅赤字に下方修正した。不良債権処理損が経営健全計画に比べて3000億円増の4000億円に達するなど大幅に膨らむほか、株式の含み損についても9月中間期末に発生した含み損約4000億円を株式関係損益に計上するためとしている。