投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 20 日 13:07:37:
都銀など大手十四銀行の二〇〇二年三月期の不良債権処理額が総額で五兆円を超し、当初計画の約一兆八千七百億円の三倍程度に膨らむ見通しであることが十九日、分かった。
景気悪化で貸出先企業の経営不振や倒産に歯止めがかからないことに加え、金融庁による大手行への特別検査を踏まえ、各行が貸し倒れに備えて積む引当金を大幅に積み増すため。各行は今月下旬の中間決算発表の際、不良債権処理額の通期見通しを発表する予定。
このうち、みずほフィナンシャルグループがゼネコン、流通など経営不振企業への査定を厳格に行い、当初計画の約四倍の二兆円近くを処理する方針を固めている。
三菱東京フィナンシャル・グループは五千億円程度を処理、UFJグループや三井住友銀行、あさひ銀行、大和銀行の各行も、当初計画の二−五倍程度の大幅な処理を図る見通しだ。
みずほ、UFJ、大和、あさひなどの各行は来年三月期決算で最終赤字に陥る見込みになった。