投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 19 日 20:55:29:
日本銀行は19日公表した11月の金融経済月報で、景気判断を6カ月連続で下方修正した。企業の大幅な減産の影響が「雇用・所得面を通じて個人消費にも及び始めている」と消費の減速を認めた。また、「内需がさらに弱まっていくことは避けられない」として先行きについても厳しい見方を示した。
個人消費は、乗用車販売の落ち込みや米国の同時多発テロ以後の海外旅行の減少を理由に、先月の「なお横ばい」から「徐々に弱まりつつある」へと記述を改めた。残業減少や失業増加の影響が、給与など家計所得の減少という形ではっきり出てきたことをあげている。
金融面では、銀行が優良企業への貸し出しを増やそうとする一方、信用力の低い相手に対しては慎重な姿勢を強める二極化傾向にあると指摘。企業によっては資金調達環境が厳しくなる動きがみられ、十分注意していく必要があるとしている。(18:12)