投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 19 日 16:59:00:
経済産業省の広瀬勝貞事務次官は19 日午後の定例会見で、20日に開催予定の第1回「産業競争力戦略会議(平沼経産相の私的懇談会)」を前に、同会議の意義について「今の日本経済の空洞化はこれまでと違って、先端分野を含めて問題が起こっている」と指摘し、日本の国際的な産業競争力の強化が重要と述べた。
同次官は、産業界や労働組合などから出ている「ワーク・シェアリング」については、経済の構造変革に伴い、「雇用形態も多様にならざるを得ない」と述べ、「1つの選択肢」として前向きな見解を示した。
同会議のメンバーは、トヨタ自動車の奥田碩会長、TDKの澤部肇社長、新日本製鉄の千速晃社長、NECの西垣浩司社長、キヤノンの御手洗冨士夫社長、松下電気産業の森下洋一会長、東大の吉川洋教授など。
同会議は1−2カ月に1回程度のペースで開かれ、研究開発基盤の強化、人材・雇用問題、企業関連法制、中国などとの国際協調などの論点について2002 年春ごろまで議論し、その後、最終報告書を出すもよう。