投稿者 転載(い) by ネバダ 日時 2001 年 11 月 19 日 16:42:41:
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12月危機の表面化
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今まで、12月危機などという言葉は、殆ど聞かれず、私が述べてきましても、多く
の方が関心を示してきませんでしたが、最近では、徐々に、この12月危機が内部で
話されるようになってきています。
ただ、まだ、この危機は、国内要因としてなっていますので、今後、これが拡大し、
国際的な要因となってきますので、今までノーマークだった専門家達は、青くなって
くると思います。
今後の情報にはご留意ください。
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■□■報 道■□■
泥沼の日本経済の行方を大きく左右しかねない銀行の9月中間決算発表が今週22日
から始まる。
不良債権処理の増加と巨額の株式評価損の発生で、4大金融グループなど大手銀行の
ほとんどが最終赤字となる。
大手銀の株価はいずれも年初来安値近くで低迷しているが、株式市場では「中間決算
発表をきっかけに下落に拍車がかかり、株価全体の暴落の引き金を引く」(金融アナ
リスト)と懸念されているのだ。
決算発表は22日にUFJグループと住友信託、26日に残りの大手銀。
4大金融グループでは、みずほが大手スーパー、マイカルの倒産などから、不良債権
処理額が約8500億円に膨らみ、約2600億円の最終赤字となるのを筆頭に軒並
み赤字となる。
大手銀全体では株式評価損が約1兆4000億円に上るほか、不良債権処理額も約1
兆8000億円に膨らむ見通し。このため、各行とも中間配当を見送る。
市場は中間決算を織り込み済みだが、問題は来年3月期。
現在、大手銀に対しては金融庁が特別検査を実施しているが、これに伴い問題企業向
け融資に巨額の引当金の積み増しが発生するとみられる。
積み増し負担で配当減資が底をつき、3月期も無配に転落sすれば、国が保有する優先
株に議決権が発生。
大手銀が軒並み事実上の国有化銀行に転落してしまう。
3月危機が起きるのか。中間決算発表でその見通しが示されるが、内容次第では「前
倒しの12月危機になりかねない」(外資系証券)とも言われている。