投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 17 日 01:11:23:
【ワシントン16日=吉次弘志】米連邦準備理事会(FRB)が16日発表した10月の鉱工業生産指数(季節調整済み、1992年=100)は139.3と前月比1.1%低下し、13カ月連続で下落した。下落率も約11年ぶりの大きさだった。米労働省発表の10月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み、1982-84年=100)も177.7と同0.3%下げており、消費・生産の両面で同時テロ後の経済の停滞が続いていることを示している。
鉱工業生産指数が前月比で下落を続けた期間は過去最長で、10
月の下落率は1990年11月以来の大きさ。前年同月比では6.3%の
下落となった。分野別で見ると電力・ガスなど公益事業が前月比
0.6%のプラスとなったが、製造業は自動車・同部品など耐久財、繊維・紙など非耐久財がともに落ち込み、全体では1.2%の下落となった。企業の設備の利用状況の判断材料となる設備稼働率(全産業ベース)も74.8%と前月を0.9ポイント下回り、1983年6月以来の低水準となった。稼働率が前月を下回るのも14カ月連続。製造業の稼働率も73.1%と前月を1ポイント下回り、83年4月以来の低水準。