投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 16 日 17:55:55:
生命保険協会の金子会長(明治生命保険社長)は、片山総務相の委託を受けた「郵政事業の公社化に関する研究会」が13日にまとめた中間報告案について、このまま、独立採算の下で経営の自由度を増していけば、さらに民業を圧迫する懸念がある、と指摘した。
定例会見で述べたもの。
金子会長は、中間報告案について、民業補完の範囲内での業務運営や金融庁による監督など、「生保業界の要望が、まったく盛り込まれていない」と批判。そのうえで、「中間報告案のままで公社となって、独立採算の下、経営の自由度を増していけば、これまで以上に事業拡大の可能性があり、その場合、さらに民業を圧迫する懸念がある」と述べた。
また、保険契約者に対して不適切な営業資料を配布したなどとして、日本生命保険が金融庁から業務改善命令を受けたことに関連して、金子会長は、「決してあってはならないことだ」と述べた。そのうえで、「協会としても、なんらかの対応を検討する必要があるのではないか」と語った。