投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 16 日 17:55:01:
河出内閣府審議官は、きょう開かれた日銀金融政策決定会合で金融政策が現状維持となったことに関して、日銀と景気の現状、先行きの見方はあまり違っていない、と述べた。
定例会見で述べたもの。
河出審議官は、「事務当局同士では、景気の現状や先行きの見方はあまり違っていないと認識している」と述べたうえで、「経済が弱くなっているうえ、物価下落が長期的に続いているなかでは、デフレにどう立ち向かうかが重要であるので、経済財政諮問会議で集中的に議論していきたい」と語った。
また、同審議官は、きょう16日の閣議後会見で、柳沢金融担当相が、20日の経済財政諮問会議で不良債権問題について討議されることに関連して、特別検査の実施状況や整理回収機構(RCC)の機能拡充の状況を考えると、会議の委員を満足させる報告をするにはタイミングが早すぎる、との認識を示したことに対し、「今月は諮問会議の回数もたくさん実施しなくてはならないし、来年度予算の基本方針や中期経済財政計画など、ある程度、今月中に方向性を出さないといけない問題がある。柳沢金融担当相の意見はわかるが、来週に集中審議を行いたい」と述べた。ある程度方向性を出すものになるのか、との質問に対して、同審議官は、柳沢担当相などの発言次第であり、現段階ではわからない、との認識を示した。