投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 16 日 12:07:41:
週末の株式市場は、もみ合う展開。昨日の急騰による利食い売りに加え、持ち合い解消売りが出ていることから、上値の重い値動きとなっている。また、米株が一服となったほか、週末ということも積極的な売買を手控えさせているようだ。東証1部では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大きく上回っているが、昨日に続き主力のハイテク株が買われていることから、平均株価は前日比プラスとなっている。日銀の金融政策決定会合が開かれているが、一段の金融緩和は行われないとの見方が多い。午前の平均株価の終値は、前日比27.42円高の1万517.31円(出来高概算4億株)。
富士通<6702>が10月26日以来の1000円を回復するなど、主力のハイテク銘柄は軒並み高となっている。ハイテク株を見直す動きが強まっており、ディフェンシブ銘柄からの資金シフトが目立っている。外国人投資家からの実需買いに加え、ファンド内でのポートフォリオ入れ替えの動きもあるようだ。半面、JR3社に加えてJT<2914>、東京電力<9501>などのディフェンシブ銘柄が揃って大幅安となっている。また、軟調な値動きを余儀なくされている銀行株は、本日も売りが先行している。三井住友銀<8318>が年初来安値を更新したほか、安田信託<8404>が一時、額面割れとなった。また、通期予想を下方修正した三菱重工<7011>の下げがきつい。