投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 16 日 11:34:10:
大手銀各行が個人顧客から集めた預金と投資信託の残高が増えている。都銀上位6行の個人の預金や投資信託の残高合計は9月末時点で総額103兆9500億円で、前年同期に比べ5兆5800億円、5.6%も増えた。満期を迎えた郵便貯金の定額貯金が大量に大手行にシフトしていることが主因とみられ、いつでも引き出せる普通預金に資金が積み上がっている。
4大銀行グループに属している三井住友、東京三菱、第一勧業、三和、富士、東海6行を集計(速報値)したところ、9月末の残高は預金が98兆9300億円、投信が3兆700億円。外貨預金(1ドル=115円で計算)は1兆9500億円だった。預金残高を見ると、外貨預金はほぼ横ばいだったものの、円預金は前年同期に比べ4兆6000億円、4.8%の増加。普通預金など、いつでも引き出せる流動性預金が急速に膨らみ、預金全体に占める流動性預金の割合は36%と、前年同期から約4ポイント上昇した。逆に超低金利で魅力が薄れている定期預金の構成割合は、9月末で58%となお過半の水準を維持しているものの、4ポイント弱低下した。