投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 10 日 11:31:47:
東京都のホテル税構想をめぐり、各地の知事が賛否の声をあげている。鳥取県の片山善博知事は「他人のふんどしというか、自分のところの住民以外の人から負担を求める税制だ」と批判。これに対し、石原慎太郎都知事は9日の定例会見で「ことの何たるかを理解せず、恥をかくのはてめえの方だ」と反論した。
石原知事は2日、都内のホテルや旅館で1泊の宿泊費1万円以上の利用者に、100〜200円の税を課すホテル税を創設する考えを表明した。年間15億円の税収は観光振興に使うとしている。
片山知事は5日の会見で「東京に来て欲しくないというメッセージで、対抗手段を取らざるを得ない」と述べ、全国的な会議を東京以外で開くよう全国知事会などに働きかける考えを明らかにした。
一方、大阪府の太田房江知事は6日、「米国でも導入されており、一つのアイデアだ」と評価。福岡県の麻生渡知事も「東京都の条件の下で可能な税制をいろいろ工夫している」と語り、片山知事の考えに「賛同しかねる」との見解を示した。
石原知事は9日、片山知事の考えを「ナンセンスだね。夢でも見ているんじゃないか。あれは自治省(現総務省)の役人だな」と語った。宿泊費1万円未満は課税免除する方針から、「大衆課税じゃない」と強調した。(23:05)