投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 14 日 16:36:48:
自民党の麻生太郎政調会長は14日午後、党本部での外国プレスとの会見で、大手行への公的資金再注入の必要性について「今の段階で直ちに必要とは思っていない。別に取り付け騒ぎが起こっているわけではない」と述べた。
また、麻生政調会長は「電子化政府」を推進するための法案を「2002年の通常国会に提出するよう用意している」と述べ、「ペーパレス化できない2%を除く98%が来年、ペーパレス化される」と強調した。この点について、自民党内の調整は「ほぼ決着」したことを明らかにした。
一方、2002年度の予算規模については「12月7日か9日にQE(国内総生産の7−9月期統計)が出る。その内容を見たうえで、検討しなくてはならない」と述べるにとどめた。
小泉純一郎政権の政策スタンスについては「(かりに来年度予算の歳出規模が80兆円を)下回るということになると、財政再建に主力を置いていることになると思う。だが、景気回復期でしか、財政再建に成功した国はない」と述べ、自民党内には「財政刺激」を求める声が依然として強いと説明した。
小泉政権に対する抵抗が自民党内にも強まっている、との質問には「支持率が80%を超える状況は過去に例がない。党内の理由からだけで(小泉首相を)簡単に代えられるわけではない。いまの段階で代えるということにはならないと思う」との見解を示した。