投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 14 日 12:41:50:
14日の株式市場は、平均株価が反発している。昨晩の米国市場で主要株価指数が軒並み同時多発テロ後の高値を更新したことから、ハイテク株を中心に買いが先行している。また、1万円を割り込む水準では、年金資金と観測される買い支え的な動きが見られるため、積極的に下値を売り込む動きはないようだ。また、信用倍率が1.04倍にまで低下しており、需給妙味を指摘する声も多い。ただ、上値では持ち合い解消による売り圧力が強いほか、米株高以外に買い材料が見当たらないことから、自律反発の域を出ないとの見方が一般的のようだ。午前の平均株価の終値は、前日比139.79円高の1万170.35円(出来高概算3億2000万株)。
ソニー<6758>や東京エレク<8035>、アドバンテスト<6857>など主力のハイテク株は堅調な値動きとなっている。また、コナミ<9766>、エニックス<9684>、セガ<7964>などゲーム株も高い。軟調な値動きが続いていた大手銀行株だが、本日は売り方の買い戻しから総じてしっかりとなっている。ただ、依然として金融システム不安が台頭しているため、銀行への資本注入など具体的な政策が打ち出されない限り、買い戻しが一巡した後は再び下値を模索するとの見方が多い。マザーズ市場のJストリーム<4308>は、タイ記録となる16日連続してのストップ高となっている。