投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 08 日 23:07:26:
「小泉政権の構造改革と日本の競争力」をテーマとした講演会(日本経済新聞社主催)が8日、大手町の日経ホールで開かれた。基調講演した竹中平蔵経済財政担当相は「国債の新規発行額を30兆円に抑える方針を維持しつつ、構造改革を進めていく」と語った。一方、リチャード・クー野村総合研究所主席研究員は、「民間部門の需要不足を穴埋めするために追加の財政出動が不可欠だ」と述べ、経済運営を巡る両者の意見は分かれた。
講演会はTHE NIKKEI WEEKLY(英文日経)が10月15日で創刊2000号を迎えたことを記念して開催された。竹中経済相は30兆円枠という小泉政権の政策目標について「規模は国内総生産(GDP)の6%に達しており、十分な景気刺激効果がある」との考えを示した。規制緩和や税制改革などを通じて「生産性を高め、産業構造の競争力を回復する」と強調し、構造改革の推進で景気回復を目指すことを強調した。