投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 28 日 09:20:13:
三和銀行、シティバンクなど日米欧の有力民間金融機関14行は2002年7月をメドに、銀行間で決済口座の残高照会などが即座にできる情報交換システムを構築する。現行は国際間で資金の受け渡しなどの確認に最低1日かかるが、これが数秒でできるようになる。参加行は決済リスクを管理しやすくなる一方、大口の為替取引などをする顧客に決済状況をいち早く伝えることができる。
この構想は「銀行間情報交換(IBI)プロジェクト」と呼ばれ、ドイツ銀行、香港上海銀行、ソシエテジェネラル銀行、スコットランド銀行なども参加。日本からは三和銀行だけが加わっている。
14行が共同で開発を進めている新たな情報交換システムは、決済に関する国際的な銀行間の次世代情報通信網である「SWIFTNet(スイフトネット)」を活用するのが特徴。常に双方向で情報が行き交うインターネットの通信技術を導入することで、「海外の銀行との間でも瞬時に情報を送受信できる」(宿輪純一三和銀行決済業務部部長代理)という。