投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 08 日 06:17:10:
7日の東京債券市場は、長期国債への買いが膨らみ、長期金利の代表的指標である新発10年物国債の流通利回りは、前日の終値に比べ0・025%低い1・280%に低下(債券価格は上昇)し、終値としては8月16日以来ほぼ3か月ぶりに1・3%を下回った。
長期金利が低下したのは、補正予算に伴う国債増発は5年物などの発行で対応することになり、発行予定額が据え置かれた10年物国債の需給悪化懸念が遠のき、買いが加速したためだ。
長期金利は、米同時テロ後の9月13日に1・445%まで上昇した後は低下傾向をたどっている。
ただ、2次補正予算の議論が本格化すると、再び国債の増発懸念が強まるとの指摘もあり、国債市場は、景気動向や財政政策をにらみながら、神経質な展開となると予想する声が多い。
(11月7日23:20)