投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 28 日 09:18:39:
株安で証券会社の業績が急激に悪化し、大和証券グループ本社、日興証券は2001年7−9月期の連結経常損益が赤字となりそうだ。日興は9月中間期の配当(前年同期は5円)を見送る。野村証券も収益悪化が避けられず、国際証券など準大手以下も大半が赤字になる見通し。株式相場の低迷で投資家の株離れが深刻になっており、各社は店舗の統廃合や採用抑制などに乗り出す考えだ。
日興は前年、大手では唯一、中間配当をしたが、今中間期は配当を見送る方針。日興と大和の連結経常損益は前年7-9月期はそれぞれ約250億円、440億円の黒字だった。
野村も7-9月期の連結経常利益が前年同期の1010億円から大きく落ち込む。個人取引の低迷に加え、法人部門でも企業の新規公開が鈍り、株式引受業務の低迷が響く。
収益を個人取引に依存している準大手以下の業績はさらに厳しく、国際証券は9月中間期に経常赤字が100億円を上回る可能性がある。金融当局の検査忌避など証券取引法違反により全店で一時業務停止処分を受けたことも響く。