投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 07 日 14:04:07:
預金保険機構が旧日本長期信用銀行(現新生銀行)の譲渡契約に基づいて、新生銀から買い取った貸出資産が9月末時点で5580億円となり、2カ月間で2倍強に膨らんでいたことが明らかになった。7日の衆院財務金融委員会で金融庁の高木祥吉監督局長が吉井英勝氏(共産)への答弁で明らかにした。
旧長銀の譲渡契約には、価値が2割以上減価した貸出資産を預保機構が公的資金で買い取る瑕疵(かし)担保条項が盛り込まれている。新生銀行は同条項に基づいて破たんしたり経営が悪化した企業向けの資産の買い取りを要請。買い取り代金として同機構は7月末と比べてほぼ倍増の3120億円を支払った。同様の契約を結んでいる旧日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)について、機構は428億円の資産を買い取った。支払額は239億円で7月末から20億円強の増加にとどまった。高木局長は「買い取った資産は整理回収機構が回収に努める。その結果で国民負担が決まる」と述べた。