投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 07 日 13:46:00:
7日の株式市場は平均株価が大幅反落、再び1万500円台を割り込んでいる。米国ではFRBが0.5%の利下げを実施、ダウ、ナスダックともに上昇した。ただ、昨日までの上昇による反動から、売り先行でのスタートとなった。その後は下げ幅を拡大する展開となり、目先の下値メドとされる25日移動平均線を割り込んでいる。米株高以外に買い材料が見当たらない状況下、大手銀行株の下げが市場センチメントを悪化させ、本日の下落相場を主導した。午前の平均株価の終値は、前日比202.99円安の1万480.73円(出来高3億1000万株)。
みずほHD<8305>は大きく売り込まれ、連日の上場来安値更新となった。今年度の不良債権処理額を1兆8000億円に再増額するとの一部報道が嫌気されているようだ。不良債権処理額は、今年の5月時点で5000億円の想定だったが、9月には1兆円強に増額している。不良債権処理額がとめどなく膨らんでいることから、自己資本の悪化が懸念されている。三井住友銀<8318>、大和銀<8319>、あさひ銀<8322>も年初来安値を更新した。そのほかでは、今期の業績を従来の最高益予想から一転、減益へ下方修正したテルモ<4543>が失望感からストップ安売り気配で寄り付いていない。