投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 27 日 22:24:02:
政府は28日、今月21日に開いた経済財政諮問会議の議事要旨を公表した。この日の諮問会議は優先的に取り組む構造改革の項目を示す「改革先行プログラム」を協議。不良債権問題について、民間議員の吉川洋東大教授が「政府と日銀が同じ認識を持ち、政策をさらに早急に進めることが大切」と発言した。
改革先行プログラムは金融庁の特別検査や整理回収機構による不良債権の買い取りなどが柱。日銀の速水優総裁は、不良債権問題の解決には包括的な対応が必要としたうえで「日銀の立場からなし得る貢献をしたい」と強調した。また、平沼赳夫経済産業相は「経営責任の視点も重要で、留意が必要」と指摘し、不良債権処理に伴う銀行経営者の責任問題に触れた。
このほか、諮問会議では米同時テロ後のドル安・円高に関して、塩川正十郎財務相が「もう4回(為替介入を)やっている。なかなか上の雲が重くて突き抜けないが、下にも下がらない」との認識を示した。