投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 06 日 09:52:54:
金融庁は2002年4月のペイオフ(預金などの払い戻し保証を一定額までとする措置)解禁に向け、地方銀行と第二地方銀行に対する検査を強化する。預金者ごとの残高管理ができているかどうか点検するのに加え、一部の銀行に対し今年2回目の検査に入った。不良債権の処理状況をチェックし、再編や自己資本の増強を促す。銀行の健全性に対する預金者の不安を払しょくするのが狙いだ。
一つの銀行に年2回の検査に入るのは異例。同庁は今年1回目の検査で各行の健全性を確認しているものの、景気情勢から収益力の強化などが必要とみている銀行を対象にする。
10月下旬に福島銀(福島市)、つくば銀(茨城県下妻市)、石川銀(金沢市)の第二地銀3行に今年2回目の立ち入り検査に入ったほか、地銀の関東銀(茨城県土浦市)、第二地銀の中部銀(静岡市)の2行にも検査の実施を予告している。今後も対象を広げ、来年3月末までに15行前後を検査する見通しだ。