投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 05 日 20:16:50:
5日付の米紙エーシアン・ウォール・ストリート・ジャーナルによると、米プリンストン大のポール・クルーグマン教授は2日、香港で開かれた会合で講演、日本経済について「どうすれば迫り来る破局を食い止めることができるのか分からない」と述べ、極めて悲観的な見方を示した。
同教授は、日本の経済低迷の主因として、高齢化の進展に伴う消費の弱さを指摘。退職者人口が増加する一方で労働力人口が減少し、大口の消費を行える人口が減ると同時に、定年を間近に控えた労働者が消費よりも貯蓄積み増しに動く可能性に言及した。
その上で、移民の積極的な受け入れが労働力人口の減少の穴埋めに向けた解決策の1つと考えられるものの、日本がこれを採用する公算は小さく、その結果、経済の下降は今後何年間も続くことになろうと語った。