投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 04 日 12:13:01:
9日に補正予算案や関連法案が国会提出される政府の雇用対策で、自治体が行う公的雇用の推奨事業例に「狂牛病の検査員と検査補助員」が含まれていることが分かった。先月から全頭検査が始まったが、各自治体の食肉衛生検査所では検査員不足が深刻で、食肉処理数にも影響が出ている。監督官庁の厚生労働省食品保健部は「公的雇用は渡りに船」としているが、検査には獣医師や臨床検査技師など専門家があたる必要があり、「獣医の失業者っているの」と実現性を疑問視する声も出ている。
公的雇用は、3500億円の「緊急地域雇用特別交付金」を自治体に分配し、臨時に補助職員や検査員などを雇った場合に給料を全額助成するもの。各省庁で推奨事業例を検討したが、「教員補助者」「森林作業員」などとともに、厚労省が推した「狂牛病の検査員と検査補助員」も盛り込まれた。助成対象には、検査員を補助する職員も含まれるが、「それなりの素養は必要」(食品保健部)。食肉衛生検査所で深刻なのは検査員不足で、状況が改善される見込みは、あまりなさそうだ。(11:04)