投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 04 日 08:23:53:
株価対策として、商法を改正し10月1日に解禁された金庫株制度があまり利用されず、導入した主要企業は四国電力など数社にとどまっている。
金庫株の導入には定時株主総会の議決が必要で、多くの企業は、来年6月の定時総会を待たねばならないからだ。長引く不況で企業の手元資金に余裕がないのも一因となっている。
金庫株は、企業が自社株を買い保有すること。会社の金庫に株をしまうように見えるので、この名が付いた。企業の株の流通量が減り、株の値上がりが期待できる。2002年3月期決算からの時価会計の本格導入で、金融機関が進める持ち合い株式解消の受け皿との期待もある。
敵対的な企業買収への防御や、株式交換などを通じた事業展開が容易になる利点も指摘されている。