投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 04 日 02:11:55:
毎月支払う保険料は商品によってさまざま。家計に考えると、できれば低く抑えたい。でも、そうなってくると、いざというときの保障もきっと安いはず。こんな悩みをお持ちの人もきっと多いに違いない。生保商品チェックの第7回はその保険料についてだ。
保険料の安さでは、通信販売専用のオリックス生命の商品や国民共済や県民共済など共済保険、1年ごとに更新するDIY生命保険の商品、非喫煙者や健康状態が保険料を割り引かれるリスク細分型保険が話題になっている。果たして、これらの商品は本当に安いのだろうか。
資産運用は別という人には
まず、共済。ファイナンシャル・プランナーの石井ゆたか氏は「死亡保障は欲しいが保険料はあまり払えないという人や、保険は死亡保障機能中心にして資産運用は別に考えたい人にお勧め」という。ただし、共済にもいろいろある。
銀行窓口などでも加入できる交通事故や傷害などの保障が多い、パッケージ型保険は保険料が一律で1800円と安い。だが、年齢が60歳に達すると、保障が急に低くなってしまうことを知っておいて欲しい、と石井氏はいう。
60歳以降、病気入院時の給付金は70歳まで日額1500円で、その後はゼロになるものもある。ただし、1800円という保険料は40歳台−50歳台の人には非常に安いという。
たばこを吸わない人は2、3割も安い
保険料の安い保険のなかでは、電話や郵便など通信販売によって営業コストを削減したオリックス生命保険やチューリッヒ生命保険の定期保険を勧めるFPが多い。
また、たばこを吸わない人であれば保険料が2、3割安くなるアリコ・ジャパンやGEエジソン生命保険の割引制度が非常にお得だという。
さらに解約した際に払い戻される返戻金を低く抑えて保険料を15%前後安くした東京海上あんしん生命保険など損保系生保の商品もある。
1年契約の商品は若い人向き
ほかにも歳を取るにつれて子供も大きくなり必要な死亡保障額が減少することを考慮し、年々、死亡保険金額を減少させることで、保険料を安くする逓減定期保険も多くの会社で扱っている。
日産火災海上保険の子会社であるDIY生命保険は、1年契約が多い損保的な発想で1年ごとに更新する商品を販売しており、価格的には、若い人にとっては非常に安い。
ただし、同じ保証内容を生涯続けようとvうと決して安くない。保証内容を毎年見直し保証額を少しずつ減額することが前提になっており、かなりマメさが必要なようだ。