投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 03 日 09:15:31:
小泉純一郎首相の看板政策である特殊法人改革を巡って12月の最終方針の取りまとめを前に手詰まり感が強まっている。道路整備、政策金融など主要な分野で自民党内の抵抗が顕在化し、石原伸晃行政改革担当相を中心とした所管省庁との調整もいっこうに前進していない。首相がテロ対応に追われる間に「守る側」の連携が強まる展開となっており、着地点はみえていない。
「道路公団を即廃止するとか、整備計画を凍結するなんて乱暴すぎないか」。10月30日に自民党本部で開いた国土交通部会と道路調査会の合同会議。9342キロの高速道路整備計画について「手をつけないと国民負担が限りなく重くなる」との首相方針に真っ向から反対論を唱えたのは、調整役であるはずの麻生太郎政調会長だった。鈴木宗男氏らも「何を言われてもいい。抵抗勢力として堂々とやる」と続いた。野中広務元幹事長は会議後「凍結なんてできるはずない」と批判した。