投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 02 日 16:32:52:
東京都は一日、来年度の都税収入が景気低迷による企業活動の冷え込みを反映して約四兆円に落ち込むとの試算
を発表した。各部局の要求額に基づいて一般会計予算を編成すると約五千億円の財源不足が生じるとしている。財務
局は「国内景気の動向は夏以降大きく悪化する中、世界同時不況の恐れも出て、さらに厳しい状況が続く」と分析。大
幅減収を見込む要因として、情報技術関連企業の不振による法人事業税、法人都民税の落ち込みや、地価下落に伴
う固定資産税の伸び悩みなどを挙げている。試算額の四兆円は一九九五年度並み(約三兆九千八百億円)の水準。
同局によると、本年度と同じ枠組みで来年度の一般会計予算を編成すると、歳出額は六兆三千二百二十八億円。一
方の歳入は、都税のほか都債、国庫支出金などを含めて計五兆八千百九十七億円としており、差し引き五千三十一億
円が不足するとしている。