投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 02 日 16:14:05:
大手スーパー、マイカルの倒産で同社の個人向け社債が債務不履行(デフォルト)になった問題で、野村証券は1日、マイカルに対して、社債を購入した個人投資家などに優先的に資金弁済するよう配慮を求める文書を提出した。証券最大手の野村は最も多額のマイカル債を販売していた。
野村は文書の中で、マイカルが再生計画案を策定する際に、(1)社債を保有している投資家への速やかな情報提示(2)小口投資家への弁済率向上と弁済の迅速化、などを求めている。
マイカルの倒産で、同社が昨年2回にわたり、計900億円分発行した個人向け普通社債は元本の大半が戻らなくなった。社債は延べ4万人の個人投資家に販売され、野村は最大の計2万5000人(約560億円分)に売った。マイカルの倒産後、野村には「退職金をつぎ込んだのに、いくら戻るのか」といった苦情が寄せられているという。
野村証券は「再生手続きなどに関する情報が社債の購入者にはわずかしか提供されていない。このまま切り捨てられるとの不満が高まっている」と、文書を提出した背景を説明している。(07:58)