投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 02 日 16:12:51:
自民党は2日午後、「金融と物価に関するワーキングチーム」の会合を開き、日銀法改正案について意見交換した。同会合で座長を務める相沢英之衆院議員は「11月中には(改正案を)提出する」と述べ、整理回収機構(RCC)の機能拡充案などの審議が終わり次第、臨時国会に同法案を提出する意向を示した。相沢氏は「公明と保守党の了解を取る必要がある」と語り、与党内での合意を取り付けたうえで法案の早期成立を目指す考えを明らかにした。
法案改正の内容によると、日銀に対して物価水準の目標と、その達成時期の提示を求める。日銀が金融政策を決定する際には財務相らの意見を聞くことを義務づける。現在は債券に限定している日銀による売買の対象を、有価証券に拡大することも求める。日銀の意思決定機関である政策委員会の審議委員は、現在の9人から7人に減らすことを要求。副総裁2人の出席は認めず、速水優総裁1人を日銀の代表とする。相沢氏は「副総裁2人はだいたい総裁と同じ動きをする」と指摘。残りの審議委員のうち2人だけが賛成すれば過半数になる現在の構成に、疑問を示した。