投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 31 日 23:02:10:
【ワシントン31日共同】米商務省が31日発表した今年7−9月期
の米国内総生産(GDP)実質成長率(季節調整済み)速報値は年
率換算で前期比マイナス0・4%となり、1993年1−3月期(同0・
1%)以来8年6カ月ぶりにマイナスを記録した。また1991年1−
3月期(同2・0%)以来10年6カ月ぶりの大幅な減少率となった。
景気回復の遅れに加え、米中枢同時テロが発生した9月11日以
降、経済活動が一時停滞、特にGDPの6割を占める個人消費の伸
びの急激な鈍化が成長率を押し下げた。米国の成長率は昨年7−
9月期から3期連続で1%台で推移し、前期は超低水準の0・3%ま
で低下。10月に入り炭疽(たんそ)菌事件の続発で消費低迷の懸
念が一層拡大しており、米経済は2期連続のマイナス成長を定義と
するリセッション(景気後退)入りの公算が強まった。
(了)