投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 31 日 22:44:16:
電子機器メーカーの業界団体、電子情報技術産業協会は31日、今年度の国内パソコン出荷が昨年度比12%減の約1060万台にとどまるとの見通しを発表した。前年度割れは4年ぶり。期初時点では12%増の約1360万台を予想していたが、法人需要の落ち込みなどから下方修正した。
同日発表した今年度上半期(4-9月期)の国内出荷は前年同期比10.1%減の506万6000台だった。4-6月期は2%増と堅調だったが、7-9月期は13.四半期ぶりにマイナスに転じた。減少率は21.5%で、米国の11.6%を上回った。
2ケタ増を続けてきた法人向けが7-9月期は13%減と落ち込んだ。協会は「夏以降、中小企業を中心に買い控えが加速した」とみている。個人向けは4月から前年同月実績を割り込んでいたが、7-9月期は減少率が31%に膨らんだ。
今年度上期は国内出荷額も18.9%減の8367億円にとどまった。需要不振から国内パソコン大手は大幅減産に踏み切る。最大手のNECは今年度の出荷計画を期初計画より82万台、2位の富士通は61万台減らした。年末商戦が不発に終われば減産幅が拡大しそうだ。