投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 31 日 16:09:30:
米格付け機関スタンダード&プアーズ(S&P)のアルゼンチン担当ソブリン債アナリスト、ジェーン・エディ氏は、アルゼンチンの経済・財政に関する見通しについて、巨額の債務返済に対応できないところまで悪化しており、国際的な支援が得られなければ、デフォルト(債務不履行)に陥る可能性がある、と述べた。
ロイター・テレビとのインタビューで明らかにした。
S&Pは30日、アルゼンチンの長期ソブリン格付けを、「トリプルCプラス」から「ダブルC」に引き下げた。エディ氏の発言は、今回の格下げを受けたもの。
同氏は、インタービューで、「大規模な第三者による介入、他国間または2国間の支援といったものがなければ、アルゼンチンは何らかの形で債務再編を迫られる可能性が高い」と述べた。
債務再編は、債権者が出資時の規約に基づいて損失を負うことことが必要になり、エディ氏は、「それを当社はデフォルトとみなす」としている。
S&Pは、今回の格下げに関して、声明で、「格下げは、アルゼンチンが国内外の債務を包括的に再編する可能性が高まっていることを反映したもの」としている。