投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 31 日 11:35:40:
厚生労働省が31日発表した9月の毎月勤労統計(速報)によると、従業員5人以上の企業の夏のボーナス(賞与)は1人あたり平均43万8079円と前年実績を1.1%下回った。2年ぶりのマイナスで、1990年(42万円強)以来の水準に落ち込んだ。また、9月の1人あたり平均の所定外労働時間(残業時間)は前年同月比8.1%減少。足元の景気動向を反映する製造業の残業時間も14.7%減と7カ月連続の減少で、在庫・出荷調整を背景に減少幅も前月(11.4%)より拡大した。
従業員30人以上の企業のボーナスの1人あたり平均は前年比1.0%増の51万2649円と4年ぶりに増加に転じた。半面、従業員5―29人の企業は前年比6.1%減となり、企業の規模によってボーナス支給額の格差が拡大した。業種別にみると、従業員5人以上だと運輸・通信業、建設業、卸売・小売業、鉱業、製造業がマイナス。半面、不動産業は企業規模を問わず前年比4.9%増の高い伸びを示した。