投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 30 日 21:54:48:
回答先: 暴力団に1200億円融資 旧日債銀「食い物に」(共同通信) 投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 30 日 21:22:10:
10/30 19:46 資本注入で地銀再編目指す 旧日債銀暴力団に巨額融 金融46
共同
金融庁は三十日、情報公開法に基づき一九九九年二月から六月に
開かれた金融再生委員会(業務を金融庁に移管して廃止)の議事録
を公表。公的資金による資本注入をてこに、当時は二○○一年四月
に予定されていた預金全額保護措置を廃止するペイオフ解禁までに
地方、第二地方銀行など地域金融機関の再編の強力な推進を目指し
ていたことが明らかになった。
また経営破たんした旧日本債券信用銀行の譲渡に向けた資産判定
で、同行が暴力団など「反社会的勢力」の関連企業に千二百億円以
上の融資を実行していたことも分かった。
こうした融資は大半が破たん懸念先以下の債権で、暴力団などに
「食い物にされていた」(再生委事務局)実態が判明。柳沢伯夫委
員長(現金融担当相)は「単なる経済的な判定だけではなく、社会
的な判定もしないとえらいことになる」と同行の経営姿勢を厳しく
批判していた。
再生委は九九年三月に大手銀行への約七兆五千億円に上る資本注
入を承認した後、地銀、第二地銀向けの注入基準策定に着手。策定
作業では信用金庫、信用組合を含め地域金融機関が過剰であり「ペ
イオフ解禁をにらんで再編を促すことが重要な問題」との認識で一
致した。
その上で、柳沢委員長は「再生委としては(資本注入を定めた)
金融早期健全化法の中で先回りしてやらざるを得ない」と発言。再
編を促す必要性を強調した。
これに対し「(資本注入という)ツールを与えられて今、判断す
る時期にきている」(磯部朝彦委員)など、金融当局が地銀再編に
積極的に関与すべきとの意見も出た。
金融監督庁(現金融庁)が再生委に都道府県ごとの金融機関別の
預金占有率の資料を提出するなど、行政側も再編の具体化に前向き
に取り組んでいたことも明らかになった。
(了) 011030 1945
[2001-10-30-19:46]