投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 27 日 10:07:02:
19日の東京株式市場は、前日の米国株式が続落となったものの小幅安に収まったこととから米国株主導による株価の下落不安も一応後退したことに加えて、政府が銀行に対して要注意先債権に分類している企業の引当金を積み増しするように求める方針と報じられたことを受けて、不良債権処理期待から大手銀行株が続伸となった。
終値では、みずほホールディングス <8305> が前日比4万8000円(10.11%)高の終値52万3000円、三菱東京フィナンシャル・グループ <8306> が前日比3万円(2.88%)高の終値107万円、UFJホールディングス <8307> が前日比3万3000円(5.05%)高の終値68万7000円、三井住友銀行 <8318> が前日比78円(8.12%)高の終値1,038円、大和銀行 <8319> が前日比4円(-2.78%)安の終値140円、あさひ銀行 <8322> が前日比7円(5.38%)高の終値137円と特にマイカル破綻の影響で売り込まれていたみずほHDの上昇率が目立つところとなった。
要注意先債権の引当金積み増しに加えて、前日には日銀が追加金融緩和策を発表するなども好材料視されている。
しかし、その一方で、株価の反発は同時多発テロ事件の影響で下げた分の買戻しが入ったに過ぎないとの指摘もあるなど、上値の余地は限定的といった声も聞かれた。