投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 30 日 19:02:14:
電機大手七社の九月中間決算が三十日に出そろい、三菱電機を除く六社の連結純損益が赤字に転落した。来年三月期の純損益も富士通が三千百億円、松下電器産業、日立製作所、東芝が二千億円以上の赤字見込み。世界的なITバブル崩壊に米中枢同時テロによる消費冷え込みが加わり、業績悪化に歯止めがかからない。
日立と松下は同日、来年三月期の連結業績予想を下方修正。松下の純損益は当初予想の五百七十億円の黒字から二千六百五十億円の赤字になり、日立の純損失も千四百億円から二千三百億円に拡大する。
また連結の売上高もゲーム事業が好調なソニーを除く六社は九月中間期、来年三月期とも減収になる。
各社の業績が悪化した最大の要因は半導体事業の採算悪化。パソコンや携帯電話の販売低迷で需要、価格とも低迷しており来年三月期の電子部品事業はNECが一千億円以上、富士通も八百億円の営業損失を計上する。