投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 30 日 16:48:38:
総務省が三十日発表しは九月のサラリーマン世帯の家計調査(速報)によると、一世帯当たりの消費支出は三十一万二千七百九十七円で、物価変動を除いた実質で前年同月比1・3%減になった。前年同月比マイナスは六カ月連続。消費支出では狂牛病の影響で牛肉の買い控えや、海外旅行を控える傾向が鮮明になっている。
消費支出をみると、エアコンや冷蔵庫などの家電製品や自動車が低迷し、耐久財の支出が同14・7%減と大幅な落ち込みが続いている。また、牛肉の消費が同16・6%減と大幅に減少する一方で、豚肉が同6・5%増、鶏肉が同3・0%増となり、牛肉を買い控え、他の肉類を購入する傾向が顕著に表れた。
一方、外国パック旅行はさらに厳しく、前年同月比27・3%の実質大幅減となった。テロ発生以降、落ち込みは急激で、第四週には第一週に比べ八割近く落ち込んだ。米中枢同時テロや狂牛病の影響について、総務省では「一部に弱い動きが出ているが、全体の消費には直接出ていない。四月以降の低水準が続いている状態だ」との見方を示している。
同時に発表された七−九月期のサラリーマン世帯の家計調査(平均速報)は、一世帯当たりの消費支出が三十二万八千八百七十五円で、物価変動を除いた実質で前年同期比0・8%減となった。前年同期比は二期連続のマイナス。