投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 30 日 16:43:42:
29日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで「高校生のための就職面接会」が開かれ、制服姿の高校生725人が面接に臨んだ。10月は計画採用の最終段階とあってどの顔も真剣だ。
「周りに就職決めた友人がいて焦る。郵便局でバイトをして楽しかったので、運送関係の仕事がしたい。でも、贅沢(ぜいたく)言ってられないし、早く就職したい」(墨田区の男子高校生)
「化粧品会社を受けたが、倍率が3倍もあってだめだった。仲のいい友達は『フリーターでもいい』と言ってて、就職活動しているのはもう私だけ」(市川市の女子高校生)
雇用情勢の悪化は高卒の就職を直撃している。来春卒業予定の高校生の全国の求人倍率は0.61倍(7月末現在)と過去最低を記録。進路指導を担当する都内の女子校教諭(61)は「一昨年よりも去年、去年よりも今年が確実に悪い」と実感している。「全国高等学校進路指導協議会」進路指導委員会の石飛一吉委員長(都立新宿高校)は「企業の選別も厳しく、学校の推薦があっても安心できない」という。