投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 30 日 16:39:11:
総務省が30日発表した9月のサラリーマン世帯の家計調査によると、消費支出は1世帯あたり平均で31万2797円となり、物価変動分を除いた実質で前年同月比1・3%減、6カ月連続のマイナスとなった。米国の同時多発テロの影響で海外パック旅行が同27・3%減だったほか、狂牛病騒動のあおりで牛肉の消費も同16・6%減となった。
海外パック旅行は、テロが起きた9月11日の週を境に急減。各週ごとの1世帯あたりの平均旅行支出は、テロ前(3〜9日)が377・16円だったのに対し、最終週(24〜30日)は80・23円と8割近く減った。国内パック旅行も3・2%減。
一方、消費に占める割合の大きい「食料」は全体で0・3%減。このうち、牛肉の16・6%減に対し、豚肉は6・5%増、鶏肉3・0%増で、「牛肉離れ」が裏付けられた。
実収入は、昨年9月が少なかった反動増で配偶者収入がプラスになり、44万4645円で0・6%増、3カ月ぶりのプラスとなった。
同時に発表した7〜9月の消費支出は、1世帯あたり平均32万8875円で前年同期比0・8%減、実収入も51万6543円で同1・5%減だった。 【野島康祐】
[毎日新聞10月30日] ( 2001-10-30-10:18 )