投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 29 日 20:49:57:
自民党の麻生政調会長は、日銀がきょう金融政策の現状維持を決めたことに関連し、日銀がこれ以上金融緩和を行っても、景気に対する影響はないとの考えを示した。
記者団との懇談で述べたもの。
麻生氏は、日銀政策決定会合のきょうの決定について、「財政と金融が一緒に手を組まず、財政はデフレ、金融はインフレという手法は効果をあげにくい。日銀がこれ以上金融を緩めたとしても、景気に及ぼす影響はない」と述べた。
そのうえで麻生氏は、日銀が取りうる策として、「2年後の消費者物価は、今より低くなっていない、という日銀の目標を定めてもおかしくない」と述べた。
日銀が同日発表した、今年度GDP成長率見通しについては、「民間の予測と変わらない」との感想を述べた。
一方、”昨日、地方での講演で、小泉首相と自分の経済対策の考えは全く違うと述べたが、どう違うのか”という質問に対して、麻生氏は、「自分が今一番違うのは、塩川財務相だ」と述べ、さらに「総理とは、あまり経済の話はしていない」と答えた。