投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 29 日 12:08:47:
日銀は29日午前から政策委員会・金融政策決定会合を開いた。景気情勢が厳しさを増すなか、米同時テロの影響などを考慮したうえで、当面の金融政策運営について話し合う。今回の会合では、景気や物価の見通しを盛り込んだ文書「経済・物価の将来展望とリスク評価」もまとめる。文書は当初、30日の公表予定だったが、速水優総裁が会合の冒頭に議長提案し、29日中に公表することを決めた。
10月の金融政策決定会合は11,12の両日に続き、二度目で29日だけの開催となる。日銀による資金供給量を示す当座預金残高を「6兆円を上回る」水準とすることを金融政策上の目標にしており、この方針を継続するかどうかを議論するもよう。経済・物価の将来展望は、日銀が半年ごとに公表している。今回は2001年度、2002年度の実質国内総生産(GDP)と卸売物価、消費者物価の見通しをまとめる予定。総裁・副総裁を含む政策委員9人がそれぞれ見通しを示し、最低と最高を除いた残りの予想値の幅を政策委員会の「大勢見通し」として公表する。