投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 28 日 23:37:28:
日銀は29日、政策委員会・金融政策決定会合を開き、景気や物価見通しを盛り込んだ文書「経済・物価の将来展望とリスク評価」をまとめる。今年度の実質経済成長率は4月に公表したプラス0.3-0.8%から下方修正し、マイナスになる公算が大きい。翌年度(2002年度)の見通しも初めて示す方針。情報技術(IT)産業の不振や米同時テロの影響で、厳しい内容となりそうだ。
経済・物価の将来展望は実質国内総生産(GDP)や卸売物価、消費者物価の見通しを、日銀が半年ごとに発表している。総裁・副総裁を含む政策委員9人がそれぞれ予測を示し、最低値と最高値を除いた残りの予測値の幅を「大勢見通し」として公表する。今年度は4-6月期がマイナス成長に陥ったうえ、輸出や設備投資の低迷が続いている。失業率の上昇に加え、テロや狂牛病の影響で消費者心理も悪化しつつあり、先行きに対する不透明感が一段と強まってきた。