投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 26 日 13:55:02:
父親らが自殺し「あしなが育英会」(東京)に奨学金を借りて高校に進学する生徒の数が、3年前の7倍を超す勢いで急増していることが26日、同会の調査で分かった。自殺の原因として失業、倒産など「仕事・生活上の問題」が半数近くを占めており、不況や雇用不安の影響が色濃く表れる結果だ。
あしなが育英会が2000年度に採用した高校奨学生のうち、父親らが自殺したケースは144人で、1998年度の約7倍。01年度は約半年で既に112人に達しており「過去最悪となるのは確実」(同会)という。
奨学金の出願書類に記載された自殺の原因としては、リストラや倒産など「仕事上」、借金苦など「経済、生活上」の問題を合わせて46・5%に達し、前年度比で20%近く増加している。
あしなが育英会は「高校奨学生の父親の世代は主に働き盛りの中高年。失業などでこの世代の自殺が急増している実態が調査結果に反映された」としている。〔共同〕