投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 26 日 10:38:23:
昨年末に経営破たんした北朝鮮系の「朝銀近畿信用組合」(本店・神戸市長田区)が、近畿財務局の金融検査の際、融資先に関する資料を提示せず、検査を免れたとして、神戸地検と兵庫県警は26日朝、協同組合による金融事業に関する法律違反(検査忌避)容疑で、本店など17か所の捜索を始めた。「朝銀」が経営に関する容疑で強制捜査を受けるのは初めて。同信組は破たんした「朝銀大阪」の受け皿機関として約3100億円の公的資金を受けたが、破たんしており、捜査当局は融資の実態も調べる。
調べによると、朝銀近畿信組は昨年5月中旬から10月下旬まで、近畿財務局の立ち入り検査を受けた際、返済が滞っている債権に対する検査を免れるため、約30人の個人名義の債権約20億円分の返済状況などを示す「貸出金調査表」(ラインシート)を提出しなかった疑い。
近畿財務局の検査官らが実施した検査では、本店や支店の融資関係書類などが分析され、その中で未提出の「貸出金調査表」が判明した。
検査の結果、朝銀近畿信組の自己査定ではゼロとされた「回収不能または無価値の債権」が751億円あることが判明。自己査定では「最終の回収に重大な懸念がある債権」は5億円だったが、検査では405億円にも達した。
(9月26日09:28)