投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 21 日 21:59:23:
金融庁は21日午後、信用金庫と信用組合に対する検査結果を発表した。信用金庫(376金庫)の第2分類(個別に適切なリスク管理を要する資産)から第4分類(回収不可能または無価値と判定される資産)を合計した額の総与信に占める比率は、15.7%となった。237の信用組合(237組合)は21.2%。検査時期に違いはあるが、主要行や地方銀行などに比べ高い比率となった。
検査は、信用金庫は1998年3月期、99年3月期、2000年3月期の3期に分けて実施。一方、信用組合は2000年3月期に集中的に実施した。信用金庫の第2分類以下の資産合計は11兆1789億円となり、総与信合計(71兆1025億円)の15.7%となった。信用組合の第2分類以下の資産の合計額は2兆3787億円と総与信合計11兆2004億円の21.2%となり、ともに主要行(98年3月期で12.6%)、地銀(同12%)、第二地銀(98年9月期14.4%)に比べると高い水準だった。