投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 22 日 10:31:25:
日本企業は合併・買収(M&A)に慎重だが、実行すれば成果は大きい――。野村総合研究所がまとめたアンケート結果から、こんな傾向が明らかになった。過去5年間に実施された件数はまだ少ないものの、M&Aに踏み切った企業の62.9%は「すべての案件について販路の拡大など当初目的を達成した」と、その成果に満足している。
5年間で実施したM&Aの1社当たりの件数は「1件以下(ゼロを含む)」が全体の68%。66.2%は買収額が最も大きかった案件について、その目的を「既存分野や関連事業の強化」と答えた。今後、自社の業界などでM&Aが活発になるとみている企業は全体の72.2%。アンケート結果について野村総研は「欧米の企業買収は6―7割が失敗とされる。日本企業は慎重なだけに成功する確率も高いのでは」とみている。調査は上場公開企業3508社を対象に8月20日から9月6日まで実施した。回収率は19%。