投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 22 日 10:09:30:
米同時テロの影響で、個人資産運用にも「安全志向」がじわじわと浸透してきた。インフレ率の低さや永世中立国で「安全通貨」とされるスイスフラン預金が急増、金に資産を移す人も増えている。米英の軍事行動などが長期化すれば、こうした動きが一段と広がることも見込まれる。
東京三菱銀行ではテロが起きた翌日の9月12日以降、スイスフラン預金が人気を集め、9月末までに残高が約10%増えた。同行のスイスフラン預金は1年物定期で年0.25%という低金利。テロ以降、スイスフランが対ドルで急騰した局面で、「個人にも安全な通貨に資産を移す動きが広がった」(リテール営業部)という。一方、8月半ばに1ドル=120円を超えた際に新規預け入れが急増したドル預金はテロ以降逆に解約が増えている。「有事に強い」とされる金も個人の人気を集めている。田中貴金属ジュエリーでは、金の地金の販売量がテロ直後の1週間で通常の1カ月分に達し、9月合計では月平均の3倍以上に膨らんだ。株や外貨建て資産の相場下落を懸念する人が購入したという。